~この世界を素晴らしく~

本を読み、映画を観て、音楽を聴き子供を育てる。「どこにでもいる誰でもない私」の日常の記憶。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『口語訳 遠野物語』 柳田国男 佐藤誠輔訳 感想

口語訳 遠野物語 (河出文庫) 作者:柳田 国男 発売日: 2014/07/08 メディア: 文庫 この間読んだ『アメリカン・ブッダ』に収録されていた『鏡石異譚』に遠野物語がテーマとして取り上げられていて興味を持った。 theworldisafineplace.hatenablog.com 原典を少…

『 i 』 西加奈子 感想

i (ポプラ文庫) 作者:加奈子, 西 発売日: 2019/11/06 メディア: 文庫 『十歳までに読んだ本』に書かれていたエジプトのミイラにまつわるエピソードが印象的で、また去年に又吉直樹の著作を何冊か読んだ際にお勧めの作家として西加奈子の名前があり、気にはな…

『生きるということ』 エーリッヒ・フロム

生きるということ 新装版 作者:エーリッヒ・フロム 発売日: 2020/08/28 メディア: 単行本 1976年に出版された心理学、哲学者エーリッヒ・フロムの著作の新装版を読む。 原題は『to have or to be』となっていて現代社会における生き方を”to have=持つ様式”…