~この世界を素晴らしく~

本を読み、映画を観て、音楽を聴き子供を育てる。「どこにでもいる誰でもない私」の日常の記憶。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『アメリカン・ブッダ』 柴田勝家 感想 

アメリカン・ブッダ (ハヤカワ文庫JA) 作者:柴田 勝家 発売日: 2020/08/20 メディア: Kindle版 柴田勝家というペンネームのインパクトと表紙絵が普段手にしないタイプの絵柄だった買おうか悩んだが先に読んだ巻末の解説がおもしろくて購入。 www.hayakawaboo…

『十歳までに読んだ本』 西加奈子他 感想

十歳までに読んだ本 作者:加奈子, 西,ミリ, 益田,弘至, 棚橋,杏,ミムラ 発売日: 2017/07/12 メディア: 単行本 最近週末に子供と図書館に行くことが多い。 5歳の次女が紙芝居好きで毎週違うおはなしを借りに行くのに付き合って近所の図書館に通っている。 一…

『誰が音楽をタダにした?巨大産業をぶっ潰した男たち』 スティーヴン・ウィット 感想

誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち (早川書房) 作者:スティーヴン ウィット 発売日: 2016/09/30 メディア: Kindle版 CD→ダウンロード→ストリーミングと音楽の聴き方の劇的な変化を経て、いつしか音楽はタダで楽しむものになりつつある現代…

わたしは何のためにことばを書くのだろう?『忘却についての一般論』 ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 感想

忘却についての一般論 (エクス・リブリス) 作者:ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ 発売日: 2020/08/28 メディア: 単行本 何の予備知識もなく、単にタイトルが気に入って手に取った本はアンゴラ出身の作者による私には初めてのポルトガル語圏の文学だった…

来年は鈴鹿に行こう。

先週の金曜日(10/2)に発表があってからホンダ撤退について報じるニュースをたくさん目にした。 ほとんどのファンと同じようにこのニュースに対する私の感想は残念の一言。 そしてその先に感じるのはF1の将来に関する不安。 PUサプライヤーとして日本企業が…

『LIFE 3.0 人工知能時代に人間であるということ』 マックス・テグマーク

LIFE3.0――人工知能時代に人間であるということ 作者:マックス・テグマーク 発売日: 2019/12/27 メディア: Kindle版 MIT教授で安全なAI研究を推進する団体の設立に関わった著者による「人間を超える知能を持ったAIの誕生は人類に何をもたらすのか」と「どうし…

100年前を思い出す

土曜出勤の朝、イライラしながら車に乗り込む。 カーラジオしかついていない会社の営業車ではピーター・バラカンの番組がかかっている。 ジャニス・ジョプリンのライブ音源に続いてストーンズの『山羊の頭のスープ』のリマスター版からの曲がかかり始める。 …

『T2 トレインスポッティング』

T2 トレインスポッティング (字幕版) 発売日: 2017/08/09 メディア: Prime Video 90年代後半に青春を過ごした私の様な人にとってはおなじみの”あの映画”の続編。 あの頃はレコードショップや古着店、雑貨屋などいたるところにユアン・マクレガーの写った…